とうとう自転車で宮古島一周達成!!
宮古島に来て4日目の朝。前浜ビーチは人もいなく静寂に包まれている。
テントを出て4日間風呂にも入れず、ボサボサになった髪を手ぐしで解きながらぼぉっとする。
ふと後ろを見ると大きな東急リゾートが堂々たる風格でそびえ立っている。
有名リゾートホテルとちっぽけな2000円弱のテント。
格差。
圧倒的なまでの格差。
まぁいい。とりあえず自転車に乗って与那覇前浜を出発。
前日僕にしては相当な距離を走ったので、宮古島一周までの残りの距離は少しだけだ。
あっという間にスタート地点のパイナガマビーチに到着。
宮古島諸島でテント泊するのにおすすめの方法。
僕みたいにテントを持ち込んでパイナガマビーチとか前浜ビーチとかいろいろなところでテント泊してたんだけど、まあこういうところでキャンプするのも金はかからなくていいんだけど、ぶっちゃけ野宿。
だから、正直家族連れとかカップルにはかなりしんどい。
男が1人でやるようなキャンプやからね。
だから、ファミリーや夫婦・カップルとか2人以上でやるんだったら、僕みたいなテント泊じゃなくちゃんとしたキャンプをおすすめしたい。
最近はasoviewっていうサイトとか見てたんだけど、
このサイトだと伊良部島でキャンプ用品を借りて、テント泊できるみたい。
しかも、どちらかというとグランピングっていうしっかりとしたキャンプだから、こういうのを利用したほうが荷物とかの点でもかなり楽だし、
計画した本人の株も上がると思う。
▶︎asoviewを使った宮古島での楽なキャンプの方法はこちら
宮古島自転車一周は超余裕
でもね。真剣に走ったら余裕だよ。ロードバイクなら1日でできるよ。
僕はシュノーケリングしたり、いろいろフラフラ遊んでたからこんなに時間かかったんですよね。
1泊2日でも一周して少し遊べるくらいの余裕はある旅行になるのではないでしょうか。
さて、4日目も早々に宮古島は一周完了。
池間島も来間島も制覇した。
実質あと宮古島滞在時間残り35時間はある。
伊良部島 観光へ
今でこそ伊良部島には全長3.5kmの伊良部大橋がかかっているが、少し前まで橋なんてなかった。当然カーフェリーだけだったのだ。
この時は結構レンタカーをフェリーに乗っけて伊良部島に遊びに行く人がいたものである。
学生たちはこのフェリーに乗って宮古島まで通学するのだ。
平良港に行き、乗船券を買ってフェリーに乗る。
フェリーにはどんどん車が乗せられていく。中にはブルドーザーやショベルカーなどの「働く車」も積まれていく。
この船は観光のためなどでは無い。生活のために運行しているのだという主張がひしひしと伝わって来る。
あっという間の航海で伊良部島にフェリーは到着。
早速、左回りでスタートする。
まずは今回の島旅で恒例の展望台へ。
「牧山展望台」という場所でサシバという渡り鳥をかたどった少し?な展望台。
まあまあ綺麗だけど、古いし、ここはスルーしてもいいかもね。
宮古諸島は何かと変わった形の展望台が多いね。
伊良部島の隣には下地島って島があった。
伊良部島のすぐ隣には下地島という島があるのだが、一見すると一つの島に思えてしまう。なぜなら、二つの島には川のような隔たりしかなく、とても短い橋で繋がっているからだ。自転車で走っていると、大きなバックパックを背負った背の高い欧米人と日本人女性が歩いていた。
そこへ一台の軽トラが通りかかる。
親指を立て大げさに振りながらヒッチハイクをしようとする国際カップル。
軽トラに乗った年配の男性は拒否の態度を表しながら、こちらがびっくりするほど彼らから離れるようにして避けて行った。
下地島にはパイロットのための訓練施設がある。
青い海をバックにダイナミックなタッチアンドゴーが見られることで、飛行機マニアにはかなり有名なスポット。
この日は以前乗ったボンバルディアのプロペラ機を使った訓練が行われていた。
下地島のスノーケリング
下地島には「中の島ビーチ」というシュノーケリングポイントがある。ここは離着陸する飛行機を見ながら泳げるし、車も結構な台数駐車することができる。

中の島ビーチのすぐ隣にも綺麗なビーチがあってそこで泳いだ。
というか中の島ビーチだと思っていたけど違う事に帰ってから気づいた…。
珍しく先行者が。
40代くらいの男性と、少し歳が離れた女性のカップルだった。
軽く会話を交わす。
珊瑚がきれいな場所を教えて貰った。
早速海に入る。
かなり大型のダツが泳ぎ、海底には珊瑚や大きなイソギンチャクもたくさん見ることができた。
デバスズメダイも群泳していて、カクレクマノミも何匹も見かけた。
人も多くなく、ゆったりと楽しむことができ魚影が濃厚。
慶良間諸島で体験ダイビングしたときの海なんかの比じゃないほど魚は多い。
少し沖合にはダイビング船が何隻も錨を下ろしていた。
ここは自信を持ってオススメすることのできるスノーケリングスポットだ。
まあ、僕みたいな放浪癖のある人間は適当にこういう所に自転車で行って、適当にシュノーケリングしたりしてたけど、
ちゃんとした観光できてる方たちは下記のようなツアーに参加して、安全にシュノーケリングを楽しんだほうがいいと思う。
▶︎伊良部島でシュノーケリングとグラスボートができる楽チンなツアー
▶︎【沖縄・伊良部島・カヤック&シュノーケリング】4時間たっぷり!青の洞窟&シーカヤック&サンゴ畑に行くツアー
通り池という激レアスポット
「通り池」という名所にも行った。
かなり地味なスポットだがとても珍しい場所らしい。
地上に突然丸い池が二つポッカリと現れるのだけれど、実は水深20メートルくらいのところにあるトンネルで海とつながっているらしい。
この池がまためっちゃ深そう。
ダイビングで海から侵入してトンネルを抜けて、この池に出てくるとかいう冒険が出来るらしいです。
ラッキーな人は池に浮いてきたダイバーを見られるんだって。
僕はどちらかというと不幸なタイプなので見ることはできませんでした。
通り池の公衆トイレに入って、久しぶりに鏡に映った自分を見た。
4日目の野宿、放浪、水シャワor 海に入って風呂代わりで、髭も剃らず、日焼け止めも塗ってなかったからリアルホームレスみたいな風貌になっててちょっと焦った。
伊良部島の絶景スポット
島一周もそろそろ終盤戦。
このあたりに絶景スポットがあるという噂は耳にしていた。
でもはっきりとここだという確証はない。
走っているうちに道路の脇から若者たちが出てきた。
バンに乗って走り去っていく。
ダイビングのショップのバンのようだ。
もしかして、ここかも。
そう思って入っていくとすぐ先に驚くほどの絶景が広がっていた。
驚愕の青。
ブルーキュラソーの色。
バスクリン入れたみたいな色。
多分日本で一番青い場所なんじゃないかと思う。
カリブ海でもここまでの青い海を見ることはなかった。
この後の人生でもここまでの美しい海の色は見たことがない。
「ふなうさぎバナタ」と表示されている場所です。
展望台ではなく崖の方へ行くとこの絶景が見れます。
伊良部島の港に戻ってきた。
過疎化が進んだ貧しい漁村といった雰囲気が漂う。宮古島とはまた別次元だ。
他者を拒む空気をかすかに感じる。
スーパーらしきものは小さな生協があるだけだった。
この島も伊良部大橋が架かることで大きな変化が生じたのではないだろうか。
橋ができた後の伊良部島も訪れてみたいと思った。
伊良部島の町も宮古島の町とは別次元だが、海も別次元だった。
伊良部の海は宮古島の海とは違った色をしていた。
つづきは↓の記事です。
www.tabinoblog.com
私が乗ったスカイマークの那覇ー宮古島間の路線は運行休止になってしまいました。
2017年5月現在の代表的な宮古島への飛行機の路線は以下の通りです。
羽田ー東京
関西ー宮古島
中部(名古屋) ー宮古島
那覇 ー 宮古島
他の空港からも宮古島への直行便は飛んでいます。
航空券情報を一括で比較検索することのできるスカイスキャナーで飛行機は調べるのが便利です。というか一番その方法が早いです。
ある月を指定して安い便を見つけるという検索方法も行うことができます。
輪行バックに入れて飛行機の預け入れ荷物にマイ自転車は乗せれば大丈夫です。
宮古島にはレンタサイクルもありますが、飛行機に乗せてもさほど費用はかかりません。
やはり愛着のある自分の自転車で一周するのがベストだと思います。
輪行袋は↓これを使用しました。