この記事ではこれからスーツケースを買おうと考えている人にとって、最適なスーツケースの選び方のポイントを分かりやすく解説しています。
海外旅行に行く人にとってスーツケースは旅行のアイテムの中でも重要度がかなり高いですね。
スーツケースは毎回のように気安く買い換えるものでもないですし、よく考えて自分に合ったものを選びたいものです。
まず、スーツケースを購入する上で一番重要なのは大きさ。
スーツケースの最も重要な目的は、旅行に必要な荷物を運ぶという役割です。
必要なものが収納できなければ話になりません。
一方、無駄に大きすぎるスーツケースは移動時のスムーズな行動を妨げる邪魔な存在になりますし、大きすぎて荷物が詰まっていなくて中がスカスカになっている状態だとスーツケースの中身が移動してぐちゃぐちゃになったり、大切な物が壊れる原因になることもあります。
旅行の日程にあった適切な大きさのスーツケースを選ぶことがポイントです。
大きさなんて実際に店頭で見てみないとわからない?
スーツケース大きさは、容量の単位であるL(リットル)で表記されていることがほとんどです。
通販であってもリットルの数値を確認すれば自分の旅行にはどんなスーツケースが必要か分かります。
寒い地方に行く際は衣類が防寒着などでかさばりやすくなりますので、大きめのスーツケースを選んだほうがよいでしょう。
ケースの大きさで迷ったなら、容量が大きい方を選びましょう。
大は小を兼ねますからね。少し大きくても中身が入らないよりずっといいです。
旅行日数別 スーツケースのサイズの選び方
日数別に合わせたスーツケースの目安となるサイズを分かりやすくまとめてみました。極端に荷物多い人は変わってきますのでご注意を!
1泊~3泊
20L~40L 程度の容量
短期の旅行に最適。国内旅行や弾丸旅行におすすめ。
2泊3日程度なら35L程度の大きさに荷物をまとめられたら動きやすいですね。
機内に持ち込可能なサイズに設計されているものも多いです。飛行機内に持ち込むことにより到着後荷物を待たずにすぐに行動することもできますし、荷物が多いときのサブ的な収納として使用しても便利です。
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3~4泊
40~60L 程度の容量グアムやアジアのリゾートなどの3泊4日程度の旅に持っていくなら40~60L位のスーツケースが最適です。
ラインナップもこの大きさは豊富ですね。
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4~7泊
60~90L 程度の容量ビーチリゾートなど暑いリゾートに行くならば荷物は少ないですが、冬場のヨーロッパやニューヨークなどはとても冷えるため防寒着などで荷物が増えます。
目安よりも少し大き目を選択しておいたほうが良いかもしれませんね。
ファスナー開閉で幅が広がりで容量がアップするタイプのスーツケースを選べばお土産が増えても安心です。
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1週間以上
90L以上7泊8日以上の長期の旅行には90L以上のスーツケースがベストです。
例えばヨーロッパ周遊旅行などに行く場合などが当てはまると思います。
↓↓↓↓参考価格
最大で123L位の容量のスーツケースもあります。長期のクルーズ旅行にはこの位の大きさを選んでおくほうが安心です。
あなたの旅行にふさわしいサイズのスーツケースが見つかったでしょうか?
スーツケースの素材で選ぶ
スーツケースの素材も各種あり、素材によって頑丈さや価格が異なってきます。ABS樹脂素材
硬くて強度に優れた低価格な素材だが、若干重量がある。ポリカーボネート素材
ABS樹脂よりも価格は高い。非常に軽量でベコベコした感じの柔らかい素材。
ポリカーボネートハイブリッド樹脂
ポリカーボネートとABS樹脂を合わせた素材を使用したスーツケースもあります。軽量化と硬さ、価格の点でバランス重視のいいとこ取りを目指している感じです。
アルミニウム
高級感はあり、実際高額。頑丈だがやや重量がある。
私のイメージとしてはセレブが付き人に持たせるスーツケースといった感じです。
あとはパイロットとかもよく持っていますね。
カーヴ
サムソナイトのスーツケースだけに使われている特許素材。トラックでスーツケースの上を走行してもほぼ元の状態に回復するという驚異的な復元力が特徴。
耐久性と軽量性を併せ持った素材です。
→サムソナイトのスーツケースのみ採用
ソフトキャリータイプ
布系の素材でできているソフトケースタイプ。欧米では一般的ですが、日本人で使っている人は少ないです。
軽量なのがポイントです。
衝撃には布系なので弱いです。
たとえば圧力がかかったら中にあるお土産のお饅頭はつぶれちゃいます。
ですので、機内持ち込み用にソフトキャリーを使っている方は多いですね。
ファスナーorフレーム 開閉タイプで選ぶ
スーツケースに使われている開閉方式は・ファスナータイプ
・フレームタイプ
以上の2つが一般的。
ファスナータイプの特徴
ファスナータイプのメリットは道中でも小さな荷物が入れやすいこと。道中に小さな小物などをスーツケースに収納したくなった際にフレームタイプは横に寝かせて開閉する必要が生じますが、ファスナータイプならファスナーの一部を開閉して中に荷物を入れることができます。
しかし、安いスーツケースのファスナーは噛み込みが起こりやすかったり、ファスナーの隙間から雨などの際に水が侵入することがある可能性もあります。
フレームタイプの特徴
フレームタイプは高級スーツケースに多い開閉方式で頑丈です。ファスナータイプよりも少し重いことと、道中に荷物を入れる際スペースが必要なので不便というデメリットはあります。
価格でみるスーツケースの違いと選びかた
次の選ぶ方のポイントはやはり気になる価格です。スーツケースの素材・メーカーなどは価格にしっかりと反映されてきます。
基本的には
・有名メーカーの値段が高いもの→アルミ、ポリカーボネートなどの高価な素材で作られているので耐久性が高い
しっかりした作りなので耐久性がある。軽量化・高級感やデザイン性のすべて又はいづれかが優れている。
・ノーブランドで安いもの→重い。パーツが安っぽい。耐久性が無い。
上記のように考えて問題ないです。
あまり旅行に行く予定がない方で今回のみと割り切るならば、格安スーツケースを購入されるのも悪くないと思います。
今後の海外旅行でともに旅を長く続ける相棒をお探しなら、しっかりとしたスーツケースブランドのものを購入するのがいいですね。
あまり、旅行に行かないけれど一流スーツケースブランドを使用されたいと思う方、購入しても置き場所に困ってしまうといった方はブランドスーツケースが格安でレンタル出来るレンタルサービスを利用するのもおすすめです。
話がすこし脱線しましたが、下記が価格帯でざっくり分けたスーツケースの選び方です。
格安スーツケース
楽天市場などではスーツケースレンタルサービスよりも安い値段で激安のスーツケースが販売されています。大きさの割にこれがびっくりするほど安いです。
私も格安スーツケースを購入したことがありますが、さすがに3回目位の旅行で持ち手が取れました。それでもなんとか使用していたのですが、5回目の旅行でもう1つの側面の持ち手が取れました。
一回くらいの使用で壊れることはまれだと思いますが、長く使いたい方には向いていないかもしれませんね。
あまり旅行に行かないという方は耐久性の面は割り切って使用すればいいのではないでしょうか?
一流スーツケースブランド
値段だけを考えるなら格安スーツケースやレンタルでも問題はなさそうですが、やはり長く使いたいと思うならば一流メーカーのスーツケースを選んで購入するのがベスト。スーツケースをほぼ専門に作っているスーツケースブランドによって販売されているケース。
スーツケースブランドの商品の特徴は頑丈なのに、軽量。
耐久性の面では堅牢で信頼がおけるので、長く使用することができます。
一昔前は機能面重視でダサい(失礼な表現ですいません)スタイルのものが多い時もありましたが、最近はスタイリッシュでデザインなどにこだわっているケースも増えてきました。
人気の海外スーツケースブランド
RIMOWA(リモワ)
ドイツの超有名高級スーツケースブランドであるリモワ(RIMOWA)などを筆頭にするスーツケースブランドのスーツケース。
リモワはパイロットなど頻繁に飛行機に乗る職業の方たちの高い信頼を獲得しています。
また、世界を股にかけるビジネスマンや旅にこだわりを持つ人々にも選ばれているスーツケース。
サムソナイト(samsonite)
1910年に製造を開始し世界No.1のシェアを誇るアメリカのスーツケースブランド。
コスモライトという特許素材であるCurv®などの技術を使用している超軽量ながらも衝撃や耐久制に非常に優れたスーツケースが有名です。
ZERO HALLIBURTON(ゼロハリバートン)
アポロ計画の際に月の石を持ち帰ったケースとして有名なビジネス用のアタッシェケースブランド。
頑丈なスーツケースを多数取り揃えているブランドです。
ZR-Geoというケースはめちゃくちゃカッコいいですよ。
人気の日本製スーツケースブランド
日本製も高い技術力で質の高いスーツケースを販売しています。PROTECA(プロテカ)
カバンの製造で歴史あるエース株式会社(ACE)による、日本製の高品質と高い耐久性が売りの国内ブランド。
日本の職人が50年以上作ってきた実績を持つ。
デザイン性も技術もぎっしりと詰まったケースを世に送り出してきた国内を代表するブランドです。
スーツケースを選ぶ際のその他注意点
スーツケース下部のキャスターが2輪か4輪かも見ておいたほうが良いです。・2輪→斜めに倒しながら移動させる。道がでこぼこしていても割と対応しやすい。
・4輪→立てたままでも移動可能。操作性が楽。こちらのタイプの方が比較的多い。
キャスターはスーツケースのパーツの中でも負荷が最もかかる部分の1つです。
20kg以上の重量を収納しながらでこぼこした道をゴロゴロと引きずるわけですから。
当然スーツケースの値段はこのキャスターの耐久性にも表れていきます。
また鍵のタイプにこだわる方もいらっしゃいますが、実際のところ激安のスーツケースにもアメリカ旅行に対応したTSAロックが付いていることがほとんどです。
また、スーツケースの鍵に信頼を置き過ぎるのもよくないですのでそれほど気にする必要は無いと思います。